ガンプラの塗装での湿気の関係 かぶりについて
ガンプラやプラモデル製作の塗装の乾燥について・・・天候や湿気についての対策を考えてみました。
1年中毎日でも製作していたいガンプラですが、日本には四季があり気温や天候や湿度が季節によって異なり、塗装にも影響してきます。
一番厄介なのが、雨・梅雨時の湿度です。
ガンプラの塗装で、雨降りの日は何故缶スプレー塗装やエアブラシ塗装塗装を避けた方がいいのか?
その理由は、湿気、湿度に原因があります。
湿度は、空気中の水分量で、その水分が多いと空気中でスプレーから噴射される塗料と混ざり、塗装面に張り付きます。
ラッカー系の塗料では、シンナーは気化が早いですが、水分は気化が遅いので塗装面に水分が残り白く濁ります。
そのため、ツヤなどを無くしてしまい、その現象をかぶりといいます。
この現象があるため、雨の日は、塗装を避けた方が無難と言われています。
水性塗料の場合でも、水分量が増えると、その分乾燥時間が長くなり、塗装面が斑になったり、ムラになったりするので、避けた方がいいです。
ガンプラ 塗装を避けたい湿度は?
ガンプラの塗装のできる湿度については、季節によって違ってきて、実際調べていないですが、空気が乾燥する冬場でも約80パーセント以上の日は避けた方がいいです。
梅雨時や夏場の突然の雷雨などでも変わってきます。
外の湿度と部屋の湿度に違いがあるので、外の様子を見ながら梅雨時夏場などは約60パーセント以上の日はなるべく塗装を避け、塗りたくてウズウズしている日は、なるべく部屋を乾燥させ、微妙に塗料の希釈を濃くすることもあります。
後は、自分の感に頼っています。
住んでいる地域や海沿い山沿いによっても多少は違うと思うので、完全に晴れた日に塗装をすることがベストです。
なんじゃこりゃ。雨天時に湿気が高い外で塗装するのは不味かった…? pic.twitter.com/e5yJYUXKM4
— イカ·コルレオーネ (@GDnavy_squid) 2017年8月16日
塗装のやり直しは、非常にストレスになるので、雨の日は塗装を避けるか、万全な対策が必要になります。
ガンプラの塗装 雨の日の湿気対策
ガンプラの塗装について、雨の日の塗装はどうなの?
と息子に聞かれ、
湿度の高い日はやめておいた方がいいよ、塗装が“かぶる”から
塗装が“かぶる”?って何?
雨降りや梅雨のジメ~っとした空気中の水分が塗料と一緒に混ざって表面が白っぽくなったりすることを“かぶり”って言うんだよ!
つや消しなんかはよく見ると、斑点みたいのが付いていたり、光沢なんかはツヤが無くなったり、ひどいと白くなったりするよ。
休みの日に雨が降るとショックだよ!
水性塗料なら水も使えるから、いいんじゃない?
水性塗料を使っても、エアブラシから噴射された塗料と混ざるから、塗装面に付いたときに細かい斑になったり、ムラなったりしちゃうんだよ
そういう場合は、部屋を乾燥させるしかないね!
エアコンを効かせたり、食器乾燥機で速攻乾燥とか・・・セラミックファンヒーターを使ったりするよ!
乾燥時間が短ければ、その分湿気を吸う時間が短くなるからね、乾燥時間も肝だね!
ただ、食器乾燥機を使っても、塗装時に塗料と水分が混ざったらかぶる可能性があるから、部屋の乾燥とセットだね!
それで、あの小さいファンヒーターがあるの?
んーっ そのために買ったんじじゃないけど・・・
あれは、実はトイレ用に買ったんだけど、冬場にトイレにこもると怒られるんで、冬の寒い日や梅雨の塗装用にいいかな?って思って出してあるだけだよ!
山善(YAMAZEN) 食器乾燥機 (5人分) 120分タイマー付き YDA-500(W)
食器乾燥機だとパーツがありすぎて入りきらないかも・・・もし、かぶったらどうするの?
その場合、細かいペーパーヤスリで磨くか、一度全部塗装を落とすかかな?
つや消しのトップコートの失敗で白くなった場合なら、湿度対策で部屋の環境を整え、光沢クリアーを吹いてから、つや消しを吹くとカバーできる場合があるよ!
どっちにしても、面倒くさいね!
まぁ 雨の日は塗装は避けた方がいいけど、環境さえ整えれば何とかなるよ
ガンプラの塗装 湿気対策家電
雨天や梅雨の湿気対策にコンパクトな除湿器が活躍してくれます。
梅雨の寒空など、エアコンまで入れる必要がない場合にコンパクトな除湿器が役立ちます。
小型のものは場所をほとんど取らなく、音も静かで経済的です。
ガンプラの塗装 エアブラシの湿気対策グッズ
エアブラシ塗装において、湿気を除去するアイテムがあります。
雨の日の湿気の対策だけでなく、1年中空気中には水分があるので、装着しておいた方がいいグッズです。
ガンプラの塗装 エアブラシコンプレッサーのエアーレギュレーター
水分の除去は勿論ですが、エアー圧まで確認ができ、減圧調整もできます。
水分除去のほか、ダスト除去、ハンドピースをもう一本増設できます。
コンプレッサーは空気中の水分をも一緒に圧縮するため、吐出する空気も多少水分を含んでいると考えた方がいいです。
エアーレギュレーターは季節に関係なく一年中活躍します。
エアブラシコンプレッサーに付いていなければ、付けた方がいい逸品です。
ガンプラのエアブラシ塗装 ドレン&ダストキャッチャー
エアブラシのハンドピースの手前で、水分とホコリをストップしてくれるフィルターです。
エアーレギュレーターで取り切れなかった水分やホコリを最終段階で止めてくれるので、安心して塗装を楽しめます。
小さくても効果は大きいです。
ガンプラの塗装 エアブラシ スパイラルホース
透明ホースでスパイラルのため、水滴が一目で確認できます。
伸縮するので、塗装中にホースが邪魔にならず、快適に塗装ができます。
水抜きのドレンが付いているものは、塗装の作業終了時に水抜きをし、エアータンク装着のコンプレッサーはタンク内にエアーを抜いておきましょう。
雨降りの日は、外での塗装ができないので、塗装環境(湿気対策など)を整え、塗装ブースを使用してください。