ガンプラメタリック塗装
ガンプラをオリジナルの塗装で表現し、特別な機体にするというおすすめ塗装です。
金属の重みを考えたとき、シルバーを思い浮かべます。
実物の機体表面に塗装を施さず、金属地を露出したまま運用される機体の状態を、無塗装銀と呼ばれます。
プラモデルはプラスチックなので、塗装表現には様々な塗装方法が施されてきました。
無塗装表現は、塗装前のモビルスーツを再現する感じになります。
シルバ―塗装の多くは、飛行機などを連想しますが、それをガンプラ再現すると、重みのある感じに仕上がります。
ガンプラメタリック塗装の下地処理
メタリック塗装は、光を反射する上、明るめな色が多いため、下地のアラが目立ちやすいです。
きれいに仕上げるのであれば、下地処理は念入りにする必要があります。
シルバー塗装では、傷などが目立ちやすいため、ヤスリがけ(800番位)をし、表面処理をします。
表面の状態と同じように、ホコリなども目立つため、塗装直前にホコリ払いは念入りに行います。
ガンプラメタリック塗装の下地塗装
下地処理の後、サーフェーサーを吹き付けるのですが、メタリックシルバーの場合、黒のサーフェーサーか黒の塗料がシルバーの色を鮮やかに出してくれるため、一般敵によく使われます。
また、下地の色により、シルバーの発色も変わるので、塗装をする前に試し塗りすると、色の使い分けができます。
ガンプラメタリックスプレー缶塗装
下地処理での濃淡が決まれば、缶スプレーを良く振って満遍なく、数回に分け塗装します。
下地処理はしっかりしておかないと、シルバーに塗装しても、おもちゃっぽく見えてしまいます。
その場合は、関節など部分的にガンメタを塗ってあげると、おもちゃっぽさがかなり無くなります。
塗り終えたら、つや消し・半光沢・光沢などのトップコートを塗装すれば、重量感のある仕上がりになります。
ガンプラメタリック エアブラシ塗装
エアブラシの場合は、ハンドピース(エアブラシのガン)塗装後の洗浄が大事です。
次に使うときに、前のシルバーの粒子が残っていて、混ざり合い本来の色が出せないことがあるので重要です。
メタリックカラーの粒子は他の塗料に比べ重いので、分離してビンの底に溜まってしまいます。
十分にビンを振って、かき混ぜてから使用します。
メタリックは隠ぺい力が強いので、厚塗りをしなくても、十分発色してくれますが、塗膜が均一になるように吹くのは、ほかの塗料と同じです。
塗料の調合
シルバーでも、いろいろな鉄の材質により、色が変わってきます。
その、色の変化を塗装で再現することも、メタリック塗装の面白さだと思います。
ベースのシルバーに、少し黒を混ぜたり、クリアーカラーを混ぜ合わせることによって、シルバーの色や質感が変わり、色の変化が楽しめます。
マスキングテープなどを使い色分けしたり、シャドウをかけたりやり方はいろいろあります。
シルバーの塗料自体も、明るめなシルバーから暗めのガンメタなど数種類の塗料が販売されているので、色の選択も豊富です。
メタリック塗装にクリアーカラーを吹き付ける
自動車や模型などで、多用される技法の一つで、シルバーの下地にクリアーカラーをオーバーコートし、独特の発色をさせる方法です。
キャンディーカラーのようになるので、色により一層の深みが出ます。
上塗りする塗料がクリアーカラーのため、下地のシルバーの濃淡がはっきりわかり、独特なムードが出せます。
メタリック塗装は、2種類の塗装方法があり、そのままメタリックカラーを塗る方法と、シルバーの上からクリアーカラーを塗る方法があります。
シルバ―塗装の上にクリア―カラーを塗る場合は、下地からの準備が大切です。
シルバーの色を鮮やかに出すため、黒系のサーフェーサーで下地を塗り、その上にシルバーを吹き付けます。
さらに、その上にクリアーカラーを塗装し、色を付けるのですが、シルバーをしっかり乾燥させておかないと、クリアーカラーにシルバーが混ざってしまいます。
それを、ある程度防ぐため、シルバーの塗料にクリアーを少し混ぜて塗装しておけば、上塗り時の混ざりがほぼ無くなります。
クリアーカラーの場合、下地が基本となるため均一に塗るか、濃淡をつけ、影を持たせるかの2通りの選択ができます。
上塗りの際は、クリアーカラーの厚みによっても色の濃さが変わってしまうため、慎重に色合わせをしながら塗装する必要があります。
メタリックカラーの場合は均一に色が乗るため、通常の塗装と同じように塗装ができます。
メタリック塗装でも好みによって最後はトップコートで仕上げますが、クリアーカラーを塗装した場合、何回も重ね塗りをするため、手間と時間がかかります。
しかし、仕上がりは断然クリアーカラーを塗装したほうが色に深みがでてキレイに仕上がり、トップコートも光沢を使うと純粋なメタリックではない、ピカピカなメタルなガンプラが完成します。
数種類のクリアーカラーを使って自分なりにアレンジしたガンプラも面白いかと思います。
まずは、人気の機体からチャレンジしましょう。
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