ガンプラをきれいに塗装するための方法として、知っておきたい塗装を始める前の手順があります。
ランナーとパーツの切り離し、切り取った部分の処理、パーツの形成上のスジや段差、パーツ同士の接合部の合わせ目などの処理があります。
ガンプラを購入したら、カッコよくきれいに仕上げたい、そして自慢したいと思っていると余計に手は抜けません。
細かい処理の部分は、自己満足になってしまいますが、その細かい部分に手を加えることで、素晴らしい出来になること間違いなしです!
ガンプラの塗装手順 ヤスリがけ
箱を開け袋から部品を出し、そのままの状態ですとプラスチックのバリやスジなどがある場合があり、その部分を削らないと仕上がりに大きく影響してしまいます。
ガンプラ ゲート処理
ガンプラのパーツとランナーを繋いでいる部分、この部分をゲートと呼びます。
パーツを切り離した際に残る出っ張りは見た目が悪いほか、パーツのはめ込みに悪影響を及ぼすことがありますので、削っておく必要があります。
ガンプラ パーティングライン
プラモデルの製造過程でできる段差の部分をパーティングラインと呼びます。
この部分を削り、ラインを消すことでパーツの余計なスジを無くします。
ガンプラ ヒケ処理
プラモデルの製造過程でできるパーツのくぼみをヒケと呼びます。
このくぼみをヤスリで平らに削ります。
ヒケがひどい場合はパテなどを使いヒケている部分に盛り、ヤスリで平らに処理します。
ガンプラ 合わせ目消し
二つのパーツを組み合わせることでできる若干のズレを合わせ目と呼びます。
このズレを削って無くすことにより、パーツに一体感を与えます。
ガンプラのヤスリがけ まとめ
出っ張りなどは、クラフトヤスリで、平面処理はペーパーヤスリなどで、平らな部分は当て木などにペーパーヤスリを貼り付けるなど種類を変えることで、仕上がりに差が出ます。
ただヤスリがけをするのではなく、表面の状態を見ながら、粗目のペーパーヤスリ(600番位)から徐々に細かいペーパーヤスリ(1000番位)で処理をしていくといいです。
粗く削ると、塗装後に削り痕がはっきり残ってしまいます。
最終処理は、細かいペーパー(1000番位)でキズが残らないようにします。
表面をヤスリがけするもう一つの理由は、平均に塗料が乗り、塗装の食い付きを良くする効果もあります。
表面を磨き、処理をすることにより、次の塗装へのステップが楽になります。
ガンプラの塗装手順 パーツの洗浄
パーツを洗浄(水洗い)します。
ヤスリがけなどで出た削りカスを洗い流すことと、油分を落とします。
ざるなどを使うと部品が流れて紛失する心配が少なくなります。
中性洗剤(台所用でOK)などを使い、使い古しの歯ブラシなどで細かい溝まで洗剤が行き渡るように洗います。
その時、ペーパーがけしたときのプラスチックの粉などもよく洗い流します。
洗浄の効果は、中性洗剤による油分の除去、削り粉の除去です。
しっかり落とさないと、塗装後に塗料が弾いてボツボツができます。
ガンプラの塗装手順 乾燥
洗浄後は表面より内部に水分が残りやすいです。
よく拭き取り、乾燥させたつもりでも、塗装時エアブラシなどでエアを吹きかけると、何処からともなく水分がにじみ出てきます。
よく乾燥させることが大事ですが、内部まで見極めがしずらいため、洗浄後はあらかじめエアブローし、水滴を飛ばしてから乾燥させたほうが確実です。
しばらく乾燥させている間に、ホコリの付着などが心配になります。
塗装前には、必ずエアブローをしてホコリを飛ばしてから塗装に入ります。
エアーダスターがあると、大きめのコンプレッサーの必要がなく、エアーを溜める時間・騒音などもなくすぐに使え、やや強力な圧力でエアーブローのできる便利アイテムです。
この作業が終われば、塗装に入れます。
静電気が気になるようでしてら、塗装前や塗装後のお手入れなどに静電気除去シートがある程度ホコリを寄せ付けなくしてくれます。
ガンプラ パーツの洗浄 まとめ
塗装を開始する前は、かなり緊張します。
塗装前にしっかり洗浄・乾燥をしておけば緊張よりも安心感の方が強くなり、キレイに塗装ができれば、それが自信に繋がります。
塗装中にホコリが付着することもあるので、環境にも注意しましょう。
完璧に仕上げようと思うと作業工程がどんどん増えていき、時間を費やすことになりますが、これもガンプラの素晴らしさだと思い、仕上げる工程を楽しんでください。
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