ガンプラ ズゴックMGを製作
ガンプラのマスターグレードの中でも比較的簡単に製作できる量産型ズゴックを作りました。
MGシリーズのズゴックは“量産型ズゴック・シャア専用ズゴック”の2種類があります。
水陸両用MSということで、根強い人気を誇っています。
大きい外殻と太い手足、そして指の代わりの爪アイアンネイルが特徴的です。
人型MSとはちょっと違う雰囲気と斬新なデザインがカッコ良さを引き出しています。
バーニアのジェット噴射で飛ぶ機体が多い中、スクリューで水中を移動する姿はまさに魚雷という感じです。
水中モーターが入れば、お風呂で遊びたくなってしまいます。
頭部は胴体と一体のため首がなく頭は動きませんが、モノアイは可動します。
マスターグレードということもあり、モノアイの可動部分もメカっぽくリアルに表現されています。
(モノアイ加工)
デカい頭には、6基のロケット弾が装備されているのも魅力のひとつです。
ジャバラのような二の腕の部分はあまり曲がりませんが、チラッと見える内部や部品の接続などの感触を味わい、楽しみながら組むことができます。
肘の部分の可動がよくズゴック独特なスタイルを演出してくれます。
太い腕の先には、鋭い爪アイアンネイルが敵機を貫こうと構えています。
ガンプラ ズゴックMGを塗装
このアイアンネイルの塗装をMr.メタルカラー アイアンで塗装。
Mr.メタルカラーは磨けば金属感という塗料なのです。
塗料の乾燥が速く、乾燥後柔らかい布などで擦ると表面の膜が取れ塗装面が光り出します。
この塗料、磨いたときには好みの色に発色してくれるのですが、時間の経過とともに色がくすんできたり、触ると指に塗料が付着したり指紋が付いたり、触りすぎると最悪色が落ちてしまいます。
クリアーコートをすれば問題ないと思われがちですが、同じラッカー系でコートをすると塗膜を侵し金属感が失われ、普通のシルバーと変わらなくなってしまいます。
ラッカー系でなく水性のトップコートなら…と考えますが、水性を使ってみたところ、若干金属感は失われてしまいました。
(自分がヘタクソなせいもありますが…)
最終的には若干汚す予定もあったので、薄くトップコートをしました。
ボディーは水陸両用ということもあり、外装の色はブルー系です。
そのままの色だと、ちょっとおもちゃっぽいかと思いライトグレーにブルーを調合、手足はダークグレーをブラックで黒っぽく調合、二の腕と太ももはメタルブラックとブルーを調合しました。
手足はブラックで濃淡を付けたつもりでしたが、デカールを貼ったあとつや消しを吹いたら、残念なことにボカシがなくなりました(/_;)
ガンプラ ズゴックMGをウェザリング塗装
ガンダムシリーズはロボット型の兵器のため、戦闘シーンは欠かせません!
そこで、戦闘の凄まじさを表現するために、ボディーを汚したりダメージを与えたりして、自分のオリジナルを作ります。
ガンプラの楽しみの一つであるウェザリング塗装、組み立てた後にアレンジするのもガンプラの醍醐味です。
ガンプラ ズゴックMGのチッピング塗装
まずは、茶系でチッピング、サビを表現しました。
水陸両用ということで、サビは欠かせません。(自分の主観です)
年数が経ったように茶色の点サビをエッジの部分や角のある部分に施しました。
ガンプラ ズゴックMGのドライブラシ
新しい剥がれを表現するためシルバーでドライブラシ!
チッピングした部分の上に新しい剥がれを表現したり、擦れやすそうな部分に軽く施しました。
これで、少しは躍動感を出せたと思います。
ガンプラ ズゴックMGのストレーキング塗装
最後に水をイメージし、ストレーキングでサビのタレを表現しました。
水から上がり、サビ水が流れている状態をイメージしながらボカシていきました。
戦場で、ボディーのメンテナンスまでされていない状態、息を潜め敵を待ち構える姿を想像しながらの塗装はとても楽しむことができます。
水陸両用ということで、水が入り込まないようにゴムのブーツが付属されています。
(完成後はあまり目立ちません)
直接水には入れませんが、このパーツがあるおかげでズゴックの防水性が窺えます。
このパーツがあるだけで、制作意欲を湧き起こしてくれました。
MGズゴックは、サクサクと組むことができ、大きく組みやすい機体でした。
ハメ込みも非常に具合がよく、ストレスなく楽しむことができる、そして分解も楽な機体でした。
ただ、アイアンネイルの部分は外れやすいです。
部品数が少なめで、パーツひとつひとつが大きいため初心者でも安心して組み上げることの機体です。
是非、チャレンジしてみてください。