ガンプラ初めての制作から塗装までをまとめてみました。
ガンプラを組み立ててみたいけど、何から始めていいか分からないというときに、最初に揃えておきたい道具があります。
せっかく手に入れたガンプラを、初めの一歩で失敗してしまうと、次へ繋がらなくなってしまいます。
道具が何もない状態から始めると、無理やりランナーからパーツをもぎ取って破損させたり、切り離したパーツの処理が悪く、上手く付かないといった失敗例もあります。
組み立てる前から、最初に必要な道具を揃えておけば、失敗が減り楽しく組み立てることができます。
ガンプラ購入後のパーツの確認
ガンプラを購入し、さあ組み立てようと思う前にやっておく大事なことがあります。
手元にあると、どうしてもすぐに組み立てをしたくなり、説明書を見るなりパーツを切り抜き、作業を始めてしまいがちです。
その前に、パーツ類の確認です。
説明書のパーツリストの一覧を見て、パーツが全て揃っているか、外れているものはないか、形成上の不良品はないかを確認しておきましょう。
組み立てを始める前に、組み立て前の基本説明にも目を通しておきましょう。
ガンプラ製作の楽しみ方はいろいろありますが、素組で組んで楽んでいたけど、製作を重ねていくうちにアレンジしていきたいという気持ちが膨らんできます。
道具の種類は沢山り、いざ買うときに迷ってしまいます。
最初のに揃えておきたい道具から、徐々にステップアップするときに必要になる道具をまとめてみました。
使う道具については、人それぞれなので、自分に合った道具を見つける参考にしてください。
ガンプラ初心者が必要な道具
ガンプラ初心者が最初に揃えておきたい道具
切る・余分な出っ張りをカットする・平らに削る
プラモデルを組み立てる際、避けては通れないパーツの切り離し、この作業で手抜きをしてしまうと、製作中にパーツの噛み合わせが悪くなったり、仕上がりに変な出っ張りが残ったりと、満足のいく出来にならないです。
そこで、スムーズに組み立てられるように以下の3点が必要になってきます。
■ニッパー(模型用):ランナーからパーツを切り抜きます。
■デザインナイフ:切り抜いたパーツからランナーの残った出っ張りをカットしたり、シールを貼るときにも役立ちます。
■ヤスリ:切り抜いた面を平らに整えます。
上達していくにつれて、これ以外にも必要になってきます。
ニッパー プラモデル用
一番最初に欲しい必須アイテムです。
普通に売っている電工ニッパーとは違い、プラモデル専用の薄刃ニッパーをおすすめします。
薄刃ニッパーの特徴は、精密ニッパーの刃先を薄くし、ランナーとパーツの狭い隙間に入り込めるよう設計されているため、パーツを傷めず、きれいにカットしてくれます。
電工ニッパーの場合、切る部分の刃先に厚みがあるため、パーツとランナーの隙間に入らずパーツを破損させてしまう場合があります。
デザインナイフ
ニッパーでカットした後に残る出っ張りを、カットするのに役立ちます。
その他、パーティングラインの処理や、デカールのカットなど、使い道は様々、あらゆる作業に活躍しましす。
カッターマット
作業するときに敷くマットがあれば、カッターなどを使う際、机やテーブルなどを傷つけずに済みます。
マットの上で製作をしていれば、目の届く範囲で部品の確認ができ、紛失も防ぐことができます。
少し大きいものがおすすめです。
ピンセット(精密)
デカールを貼るときや、小さいパーツをつまむのに便利です。
小さいパーツなどは、指だと上手くパーツにはめ込みができなかったり、注意していても落としてしまうことがあります。
ピンセットなら、パーツをはめ込み部分まで導くのに非常に便利です。
ガンプラのシールは非常に小さく、台紙からなかなか剥がれない時があるので、先端が極細のタイプが使いやすいです。
小さいパーツなどは、指先でつまむのが困難なため、なるべく精巧なものや数種類入ったセットなどが、使いやすく便利です。
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接着剤 種類
もしもの時の、お助けアイテムです。
はめ込みの場所が折れた、よく貼り付かない、部品が欠けたなどの緊急時や、ピッタリ貼り付けて合わせ目のスジを消すなどの場合活躍します。
プラスチック用セメント
通常タイプのセメントで、使いやすく長持ちし、長年愛されてきたオーソドックスなタイプです。
流し込みタイプは、貼り合わせた後、合わせ目に流し込むサラサラなタイプです。
瞬間接着剤
緊急時や早く接着したいときなどに重宝します。
合わせ目消しや補修などをするとき、時間短縮したいときなどに必要です。
セメダイン ハイグレード模型用接着剤
クリアーパーツも曇らなく、メッキパーツにも使える接着剤でおすすめです。
欠点はちょっと強度不足です。
ガンプラのヤスリがけの道具各種
パーツの整形や削り、磨きなどいろいろと必要になる場面があります。
クラフトヤスリ
パーツの余分な部分の削りや、合わせ目消しなどに効果を発揮します。
ヤスリがけは平らな部分だけではなく、曲がった場所や狭い場所などもあるため、平・半丸・丸ヤスリなどの数種類入ったセットが便利でお得です。
ヤスリがけで目が詰まるので、使い古しの歯ブラシなどがあると便利です。
ペーパーヤスリ
削る処理から、磨きや仕上げまでこなしてくれる道具です。
400~1000番位まで数種類あると便利で、耐水ペーパーがおすすめです。
ヤスリスティック・ヤスリホウダイ
■ヤスリスティック:スティック状のもので、両面の種類の違うヤスリの間に硬質ベースが挟まれているため少ない力でヤスリがけができます。
ヤスリスティックは切り出しができるため、場所にあわせて加工し使用できます。
表面と裏面で目の粗さが違うのも特徴です。
■ヤスリホウダイ:固い板状のものにヤスリを貼り付けたもの
平面をヤスリがけするときなど、力を使わず平らにヤスリがけができます。
メラニンスポンジ(激落ちくんなど)
パーツの磨きや、表面処理ができ、価格も安いので揃えておくと便利です。
ガンプラ マスキングテープ
マスキングテープは主に、塗装の際の塗り分けなどに使用します。
マスキングテープを貼った場所には塗料が付着しないため、直線などの仕切りなどに多く利用されます。
マスキングテープには、数種類の幅があり、貼る面積によって使い分けることができます。
太い幅のものは、広い面積に、細いものは狭い場所や細かいものに貼り、塗装したくない部分を分けます。
そのほか、パーツの固定など、様々な場面で活躍します。
マスキングテープにも、曲線用のものがあり、直線でなく曲がった場所を仕切ることができます。
マスキングテープ自体に伸縮性があり、曲げながら伸ばし貼り付けるものです。
通常のマスキングテープは伸縮性がなく、曲げて貼ろうとするとシワなどができてしまい、その隙間から塗料が侵入する場合もあります。
曲がるマスキングテープは隙間なくしっかり貼ることができます。
そのほか、マスキングゾルという、液体のものもあり、液体が乾燥すると膜がができ、その膜が仕切ってくれます。
マスキングテープでは仕切りずらい場所などに、マスキングゾルの液体を塗り込み、塗装後、塗布したマスキングゾルを剥がすことができます。
マスキングテープと併用して使うと、ちょっとした出っ張り部分などにマスキングゾルを使えば、テープでは困難だった場所も容易に仕切ることができます。
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ガンプラ塗装 筆・綿棒など
筆:超極細から、普通サイズまで、数種類あると便利です。
ウェザリング塗装などをする場合、やりやすいように自分で筆先をカットする場合もあるので、少し余分にあったほうがいいです。
綿棒:ちょっとはみ出した部分などの拭き取りや、水転写デカールなどの水分の拭き取り、ウェザリングの時などに役立ちます。
ガンプラのパーティングラインの消し方
プラモデルの形成時にできる継ぎ目の出っ張りやバリです。
その痕跡を処理することにより、安っぽさを無くし、上級レベルの仕上がりになります。
製造過程でできる金型の合わせ目からはみ出した余分なプラスチックをヤスリで削り、一つ一つのパーツをきれいに仕上げることにより、安っぽさを無くし、上質な仕上がりにしてくれます。
ガンプラの合わせ目消し
プラモデルは、組み立ての際、2つ以上のパーツを組み合わせることが多く、その合わせ目にスジができます。
そのスジを消すことにより、パーツが1つの部品に見え、おもちゃっぽさを消すことができます。
ガンプラは、接着剤を使わずに組み上げられますが、合わせ目を消す場合には、接着剤などを使用し貼り合わせ、ヤスリがけをしてスジや段差を消していきます。
ちょっとしたひと手間ですが、仕上がりをシャープに見せてくれます。
ガンプラのヒケの処理
ヒケとは、製造過程で、プラスチック樹脂を金型に流し込み、金型から外した際、プラスチックが冷えたときに厚い部分が若干へこんでいる場所をヒケと呼んでいます。
素組の状態では気にならず、スルーすることが多いです。
あまり気にする人はいないですが、塗装をした際、くぼみが目立つ場合があり、グロス(光沢)仕上げの場合や、大きいパーツなどは気になる場合があります。
それを解消するため、パテや瞬間接着剤などでくぼみを埋め、ヤスリで平らに整える作業です。
ガンプラのスジ彫り用の道具
スジ彫りとは、ガンプラをよりリアルに見せる技法の一つです。
一つのパーツにスジを入れ、部品を分割してるように見せる方法です。
のっぺりしたパーツもスジを入れることにより、部品数が多く見え、がっちりした強そうなイメージに変わります。
Pカッター(アクリルカッター・プラスチックカッター)
価格も安く、よく使われている道具です。
一見普通のカッターのようですが、刃の形がかぎ爪の形になっていて、手前に引きながらラインを削る道具です。
ケガキ針
先端が針のように鋭く、曲がったラインもケガけます。
ラインチゼル
断面が四角いため、一定の幅の溝が掘れます。
スジ彫り用BMCタガネ
堅い金属でできているため、気持ちよく削れ使いやすいと評判です。
堅いという反面、ねじったり落としたりすると欠けてしまうことも注意が必要です。
エッチングガイド
スジ彫り用の型板です。
直線、曲線、左右対称にいろいろなラインが引け、ディテールアップに役立ちます。
自分のオリジナルのラインが引け、他のガンプラと差がつけられます。
スジ彫り ガイドテープ
厚めのテープで、パーツに貼り付け、テープのラインに沿ってスジが引けます。
あらかじめラインをカットしておけば、オリジナルのラインも引くことが出来ます。
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ガンプラの塗装偏
ガンプラを塗装する際の注意点をまとめてみました。
塗装をする前処理により、仕上がりに大きな差がでたり、塗装時に失敗することを防ぐことができます。
ガンプラを購入し、そのまま塗装に入ると、パーツに付いた油分などの影響で、塗料がはじいてしまう場合があります。
油分やホコリなどを取り除く工程をしておくと、失敗が減り、ストレスも無くなり、気持ちよく塗装ができます。
塗装前のパーツの洗浄
ガンプラを作る際、塗装前の洗浄は大事な工程の一つです。
パーツを切り離したときに触れた指に油分などが付いていたり、ホコリが付いていたりします。
特に油は塗料をはじいてしまうので、注意が必要です。
簡単な洗浄のやり方は、パーツが無くならないように洗面器等に入れ、中性洗剤で洗います。
その時、使い古しの歯ブラシなどを使うと、隅々まで洗浄できます。
洗い終えたパーツは、良く乾燥させます。
乾燥が不十分だと、塗装の際水分がパーツの隙間から出てきて、塗料が乗らない場合があります。
食器乾燥機などで乾かすと、早く乾燥できます。
エアブラシ
エアブラシは、コンプレッサーからの圧縮空気を利用し、塗料を噴射し塗装する道具です。
筆塗りとは違い、吹き付ける塗装なので、表面が均一に塗れ、きれいな仕上がりになります。
缶スプレーとの違いは、細く狭い範囲でも塗装ができ、塗料を混ぜ合わせることができ、色のバリエーションも広がります。
ネイルアートや、ボディアート、工芸、絵画なと様々な分野で使われています。
エアブラシは、霧状で吹き付け塗装ができるため、様々なパターンでの塗装が可能です。
グラデーションを始め、ボカシ、マスキングによる色分け、フリーハンドでの塗装もこなし、幅広い分野で利用されています。
コンプレッサー
コンプレッサーとは、大気中の気体を圧縮し、その気体を連続して送りだす道具です。
種類が多く、価格もいろいろなで、メーカーなどにこだわりがなく、ハンドピースと同時購入であれば、セット販売のものがおすすめです。
セット販売でも、あまり安い商品ですと、当たりはずれがあるとのことです。
サーフェーサーの効果と役割
塗装をする場合、プラスチックの透けや塗料の定着を良くするため、サーフェーサーを下地に塗装します。
サーフェーサーの効果
■キズの発見、確認が容易です。
■遮光効果があり、透けを無くします。
■プラスチックの軽い質感が無くなり、電飾を施した場合など、光の透けを無くします。
■細かいキズ消しの効果があり、パテの役割を果たす場合があります。
■塗料の食い付き(剥がれにくくする)を良くし、下地の色を統一します。
■上塗りの塗料を均一に塗装することができ、発色を良くしてくれます。
サーフェーサー塗料
ペーパーヤスリなどと同様に番手があります。
500番の粗目から1000・1200・1500の粒子の細かいものまであり、使い分けができます。
粗目のサーフェーサーは、粘度が高く大き目のキズを埋めるのに適していますが、塗膜が厚くなってしまい、スジなども消してしまう恐れがありますので、傷の状況での判断が必要です。。
1000・1200番は、一般的によく使われています。
1500番の細かいものは、グロス(光沢)仕上げなどに適しています。
一般的には、グレーを使うことが多いですが、鮮やかな色を出す場合は白などを使い、隠ぺい力の強いシルバーなどは黒を使う場合が多いです。
車の塗装などで、赤いボディにする場合などは、サーフェーサーをピンクにする場合もあります。
材質の違うパーツを塗装する場合は、プライマーサーフェーサーを使うと、下地との定着を高めてくれます。
ガンプラのサーフェーサーの塗装
サーフェーサーの下地塗装は、しなくてはいけないものではないのですが、下地のキズ消し、塗料の定着、質感など、塗装にひと手間加えることで、おもちゃ感を消すことができます。
サーフェーサーを塗装すると、一色になってしまうため、上塗りする色のをパーツごとに分けておくと、本塗装する際、迷うことがなくなります。
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ガンプラの基本色の塗装
塗装をする際、知っておきたい塗料の種類、性質、相性などがあり、塗料の成分によって重ね塗りなどをした際、下地の色と混ざったり、プラスチックを割ったりする場合があるので、十分注意が必要です。
プラモデル塗料各種
プラモデルを塗装する塗料で、ラッカー・アクリル・エナメルなど、用途に合わせた塗装ができます。
人体に有害な塗料もありますので、塗装をする環境に合った塗料選びが必要です。
塗装の際の注意点は、塗料の相性で、これを注意しておかないと失敗し、塗装が上手くいかない場合があります。
どのパーツにどの色を塗るか、あらかじめパーツを分けておくと、作業が早く一度に塗装することができます。
エアブラシ 塗料の調合
エアブラシを使う場合は、塗料を薄める必要があります。
ラッカー系の場合、塗料1に対し薄め液2~3位薄め、シャバシャバの状態にします。
アクリル系の場合、塗料1に対し薄め液0.5~1、エナメル系の場合、塗料1に対し1~1.5薄め液の割合せ薄めます。
※濃度の割合は目安です
濃度が濃すぎると、塗料が噴射されなかったり、塗膜がザラザラになったり、ダマになったりします。
薄すぎる場合は、なかなか色がつきません。
パーツに塗装する前に、プラ板などでの試し塗りをおすすめします。
エアブラシの場合は、塗料を混ぜ合わせ自分好みの色を作り出すことができます。
その際、塗料が無くなった場合のことを考え、少し多めに作っておいたほうがいいでしょう。
塗料をいろいろ調合すると、同じ色がなかなか出せない場合があります。
エアブラシ塗装
調合した塗料をエアブラシに入れて、パーツに吹き付けていきます。
パーツから15cm位離して吹き付けていきます。
丁寧に均一に塗料が行き渡るように吹き付けるのですが、一度に着色しようとすると、塗料が垂れたり、色むらができたりします。
何回も色を重ねていく感じで吹き付けると、均一に塗りあがります。
違う色を重ねて塗る場合は、明るい色をベースに徐々に暗い色を重ねたほうが、塗料の透けが目立たなくなります。
マスキングで色分け
一つのパーツの色分けをする場合は、塗装したくない部分にマスキングテープなどを貼り、色分けします。
貼る際のコツは、マスキングテープをピッタリ貼ることです。
角度をつけて2枚重ねで貼ったりすると、テープの重なった部分に隙間ができます。
そのちょっとの隙間から、塗料が入り込んでくると、後の処理が面倒になってくるので、その重ねた部分をつまようじなどで、しっかりふさいであげると、塗料の入り込みが少なくなります。
2色目の塗装での注意点は、厚塗りしすぎるとマスキングテープが剥がしにくくなり、塗膜に段差ができ、塗料が割れる可能性があるので、あまり厚塗りせず、半乾きの状態で剥がすことをおすすめします。
ガンプラの裏側の塗装でおもちゃっぽく見せない
ガンプラはちょっとした工夫で仕上がりの見栄えが変わります。
ただ塗装をするだけでなく、アレンジを加えてあげると一段とカッコよさが増します。
その一つの方法として、見えそうで見ないパーツの裏側の塗装があります。
見る角度によっては、チラッと見える裏側、ほんのちょっと裏地の無塗装部分が見えただけで、おもちゃっぽくなってしまいます。
その裏側をひと手間加えることで、どの角度から見ても手抜きが見えず、完璧な仕上がりになります。
ガンプラのシール・デカールの貼り方
ガンプラの付属に付いてくるシールの種類は4種類あり、どのシールが入っているかは、グレードや機体によって違います。
■ホイルシール:ピカピカシールで、シール自体が厚めのため、台紙から剥がしやすくパーツにも貼りやすいシールです。
ピンセットなどを使うと、位置決めも楽で簡単に貼ることができます。
■テトロンシール:透明のシールに、文字などが印刷されているシールです。
貼り方は、ホイルシールと一緒ですが、周りが透明のため、文字ギリギリの部分でカットすれば余分な透明の枠が目立たなくなり、シールっぽさを若干消すことができます。
■ドライデカール:通常のシールの逆バージョンのシールです。
台紙の部分がなく、シールの貼りたい部分をカットし、パーツに押し当て固定し、文字の上から固い棒状もので擦りつけて、文字だけをパーツに貼り付ける特殊なシールです。
シールの枠や厚みがないため、一番リアルさが出せるシールです。
■水転写デカール:水を使うシールです。
貼りたい文字などの部分をカットし、水に浸して文字などの部分が台紙から離れたら、そのままパーツに貼り付けるシールです。
ガンダムマーカー
ガンプラのためのペンタイプの塗料です。
種類が豊富で手軽に、スミ入れやウェザリングを楽しむことができます。
塗料や筆を用意することがなく、場所を取りません。
手も汚れにくく、初心者でも簡単に塗装を楽しむことができます。
スミ入れ、ウェザリングの第一歩になること間違えなしです。
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ガンプラのスミ入れ
ガンプラのスジの部分に塗料を流し込み、パーツ一つ一つにメリハリを付けます。
スジの部分に塗料を流し込むことにより、パーツの分割などのリアルな表現ができます。
ガンプラのディテールアップに欠かせないアイテムで、使う道具の種類が豊富で、塗料を使うものから、ペンタイプのもの、シャーペンなどもあり、初心者でも簡単にリアルな再現ができます。
ガンプラのウェザリング
ウェザリングとは、経年劣化や風化などの汚れを表現させる技法です。
ただ汚せばいいという訳でもなく、サビや雨だれなどの表現なども行います。
戦争での銃撃戦で弾丸を受けた痕や、戦いに敗れ放置された成れの果ての姿などを表現した塗装方法です。
普通に鑑賞するだけではなく、ストーリーを考えながら塗装をすると、いろいろな技法を試したくなります。
汚し方の表現や、やり方などは人によって違いがあるため、一つの参考にしてください。
ガンプラのウェザリング方法:ドライブラシ
素組の状態からでも、汚し塗装が簡単にできる方法です。
使用する道具も少なく、塗料・皿・筆・キッチンペーパーがあれば簡単にできる技法です。
塗料を皿に少し出し、塗料を筆先につけ、キッチンペーパーで余分な塗料を拭きとり、ササっとパーツのエッジの部分に軽くこするだけで、鉄の削れが再現できます。
塗料の種類は、どれを使っても大丈夫ですが、汚す色合いが肝心です。
この要領で、泥や砂などの再現は茶系を使ったり、黒系で経年の汚れなども再現できます。
ガンプラのウォッシング
ウェザリング方法として、ウォッシングという技法があります。
その名前の通り、「洗う」ですが、きれいにする訳ではなく、汚して洗うという感じです。
素組の状態からでも、リアルに汚せます。
ラッカー系で全塗装されている場合は、伸びのいいエナメル系がおすすめです。
素組のガンプラの場合は、エナメル系の塗料だと成分が浸みこみプラスチックを割ってしまう場合があるため、プラスチックに浸透しない水性塗料がおすすめです。
やり方は、塗料をシャバシャバに薄め、筆で全体に塗料を塗りつけ、溶剤で拭き取ります。
このとき、少し塗料を残しつつ、縦方向に拭き取ると、いい感じの汚れ具合になります。
ガンプラのパステルシャドウ
画材用のパステルカラーを使ったウェザリング方法です。
塗装とはちょっと違う技法なので、初心者でもすぐにマスターできるウェザリング方法です。
主にパステルカラーの黒を使うことが多いです。
パステルカラーと綿棒があれば簡単に経年のすすけた黒ずみを出すことができます。
ガンプラのチッピング
チッピング塗装とは、塗装の剥がれを塗装で再現する技法です。
スポンジの切れ端や筆などを使いパーツの角やエッジの部分の塗装が、剥がれた感じに再現する方法です。
リアルな戦争をイメージし、機体の擦れや流れ弾が当たった感じを表現し、戦いの凄まじさを表現できます。
使う色は様々で、再現の仕方で変わってきます。
シルバーやグレーは下地の鉄の色、黒っぽい色は下地の硬質プラスチックなどの色、茶系はサビの色など、いろいろ使い分けて塗装します。
実際、塗装を削ったり、剥がしたりしてリアル感をだす方法などもあります。
ガンプラのストレーキング
ストレーキング塗装とは、長年雨に打たれてサビなど茶色い流れ出す垂れ痕などが出ている様子を、表現した塗装方法です。
雨だれに限らず、オイル漏れの垂れ、にじみなども表現します。
塗装方法は、塗るというより、たてに塗った線をぼかすといった感じで伸ばしていきます。
経年の汚れを再現することによって、ストーリーが見えてくる作品になります。
ガンプラのシャドウ吹き
シャドウ吹きとは、汚れや経年のすすけた様子を、エアブラシにより塗装する方法で、パステルシャドウとの違いは、吹き付けと擦り付けの違いがあります。
吹き付け塗装の場合は、塗料の調合ができ、スモークやクリアーカラーが使えるメリットがあります。
ガンプラ自体が小さいため、パーツ一つ一つに陰影を塗装することが難しく、技術を要します。
ガンプラの鋳造表現AFV塗装
AFVとは、装甲戦闘車両のことで、戦争をイメージし、仕上がりを戦車などに近づけた塗装方法です。
鋳造とは、鉄を加熱してドロドロに溶かし、鋳型に流し込んで形成された部品です。
型によっては、木・石膏・砂・金属を使うものがあり、形勢後表面がザラザラになるものがあります。
そのザラザラ感を、プラモデルに応用し、鉄の重みを出した仕上がりにします。
ガンプラのメタリック塗装
ガンプラを製作していく中で、自分オリジナルのガンプラにしたい、色をオリジナルにしたいなど、欲望が高まっていきます。
そこで、メタルカラーのガンプラが一機位あっても…と思ってしまいます。
メタリックカラーの塗装方法はアレンジの仕方が豊富で、下地の濃淡・シルバーの色分け、メタリックカラーの使い分け・クリアーカラーでキャンディーカラーなど、メタリックの表現方法はいろいろあります。
シルバーだけでなく、いろいろなメタリックカラーを試すのも楽しいです。
ガンプラのスプリッター迷彩
スプリッター迷彩とは、軍用の戦闘機などに使われ、直線的に彩られた特殊な迷彩です。
日の当たる部分と影の部分を逆の色合いなどにすることにより、立体感を錯覚させるカモフラージュ方法です。
その、戦闘機などに採用された迷彩色をガンプラに塗装すれば、自分だけのオリジナル機が仕上がります。
ノーマルの塗装に飽きたり、ちょっとアレンジしたい場合など、人と違うガンプラを製作するのも楽しいです。
ガンプラのトップコート
ガンプラの組み立て最終段階です。
一般的につや消しが多く使用されています。
つやを無くすことによって、質感を良くし、安っぽさが無くなります。
素組のガンプラでも、トップコートするとしないとでは、かなりの差が出ます。
つやを無くすことにより、プラスチック感を消し、デカールの剥がれ防止などにも役立っています。
ウェザリングで汚した後の塗料の定着にも活躍し、UVカットのトップコートも発売されているので、色あせの防止にもなります。
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