宇宙世紀0153年、地球のポイント・カサレリアに暮らす少年ウッソ・エヴィンは、ザンスカール帝国軍のべスパとリガ・ミリティアの戦闘に巻き込まれる。
その戦いでべスパのクロノクル・アシャーが乗るMSを強奪したウッソは、成り行きからリガ・ミリティアのパイロットとなり、大人たちが作り出した戦争に呑み込まれていく。
そして、ウッソの幼馴染の少女シャクティ・カリンは、戦いの中で自分がザンスカール帝国の女王の娘であることを知って思い悩む。
しかし、ウッソたちの苦悩をよそに戦争は激化し、多くの命が失われていく。
戦争の不条理に憤りながらもVガンダムを駆って戦うウッソと、女王の娘として自分が進むべき道を探そうとするシャクティ。
ふたりはやがてリガ・ミリティアとザンスカール帝国軍の争いの中心に足を踏み入れていき、戦局に影響を与えるほどの存在となっていくのだった……。
via:GUNDAM.info
ZMT-S16G メッメドーザ
コロニー間軍事同盟ベスパが開発した地上用試作モビルスーツです。
紫を基調とした派手なカラーリングや、羽根のような頭部ブレードアンテナが印象的です。
設計コンセプトは、空中戦メインと言う画期的なもので、従来のビームローターに加え、両足の熱核ジェットエンジンにより高い飛行能力を誇ります。
ビームローターが肩に装備されているため、両手が自由になり、空中での白兵格闘戦に威力を発揮します。
また、ビームローターは基部ごと取り外して、投擲武器としても使うことが出来ます。
その他にも、強力なビーム兵器を多数搭載しており、ベスパの地上用モビルスーツとしては最も完成されたものです。
ザンスカール戦争の中期、アーティ・ジブラルタルのマスドライバーを巡る戦闘に参加しました。
シュラク隊のガンイージ1機を撃破するなどの戦果を挙げましたが、ウッソの駆るVガンダムに敗れました。
登場は1話のみでしたが、動けなくなった相手のコクピットを攻撃して仕留めるなど、悪い意味で視聴者の印象に残ることが多かったようです。
製造コストの高さや、主戦場が宇宙に移ったことなどから、その後量産されることはありませんでした。
主なパイロットはピピニーデン隊のクワン・リーです。
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