OZ-06MS リーオーカスタム
「LMとは何だろう」という向きもあると思いますが、このLMというのは『リミテッドモデル』の意味で、1996年春頃からシリーズが開始された簡易金型を使用したプラモデルのことです。
ガンダムシリーズだけでなく「覚悟のススメ」「新世紀エヴァンゲリオン」「天空のエスカフローネ」等のキットがこの規格で発売されました。
当時はガンプラも苦しい時代で、「ガンダムF91」「Vガンダム」と敵側の量産型MSのキットが売れず、そのため「ガンダムW」の主要な敵量産機であるリーオーも、通常のキットとしては発売されなかったため、このリミテッドモデルのみの発売でした。
原型をそのまま金型化する簡易金型を使った簡素なキットということで、構造は当時のガンプラと比べても、非常にシンプルでモールドも全体的にダルく決して出来が良いとは言えないキットの多かったLMシリーズでしたが、その中では、このリーオーは可動範囲も広く良くできた部類でした。
このたびHGACシリーズでリーオーが発売され、やっと普通のガンプラでOZの量産機が出る時世だからこそ、時代の徒花と言うべきLMシリーズを振り返ってみるのもいいかもしれません。
HGAC -GUNPLA EVOLUTION PROJECT- 新機動戦記ガンダムW リーオー 1/144スケール 【2018年5月発売予定】
バンダイ(BANDAI) 2018-05-31
ライター:y1