ガンプラは、塗装をしなくても素組でかっこよくキレイに仕上げることができまが、ガンプラの初心者でも簡単な筆塗りでリアルに表現ができる塗装の裏技があります。
最近発売されているほとんどのガンプラは、接着剤不要の色分け済みプラモデルなので、組むだけでアニメの世界のままのガンプラを完成させることができます。
もともとプラスチックなので、おもちゃっぽさを消すには全塗装など手を加えなくてはなかなかプラスチック感を消すことができません。
そこで、組み立て時のちょっとしたひと手間で、見た目を変えることができる簡単な塗装方法があります。
白いボディは特に軽く見え、裏側も同じ色だと、少しの隙間から見える裏側はどうしてもおもちゃっぽく見えてしまいます。
その、おもちゃっぽさをを無くすのに必要なものが、一色の塗料と筆です。
パーツの裏側を濃いグレーや黒で塗装することにより、パーツがほとんど透けなくなり、優れた遮光性を有することができます。
特に、装甲がオープンするガンプラなどに効果を発揮し、見た目からグレードをアップしてくれます。
このひと手間が、おもちゃっぽさを取り除いてくれます。
ガンプラは、いろいろなポーズがとれるため、腕の角度や脚の角度など、装甲の開き具合によって、チラチラ見え隠れする裏側に影を作ることによって、重量感を演出してくれます。
ガンプラのプラスチック独特な軽さが消え、質感も厚みがでた感じになり一枚のプラスチックに見えない感じが出せます。
最初から質感の良い光沢のあるプラスチックなら、素組でもキレイに仕上がりますが、それでも、ちょっとした裏側を隠すことはできません。
白いボディの素組のガンプラだと、なおさら軽くおもちゃに見えてしまい、安っぽい感が丸見えになります。
裏側を塗装することで、質感、重量感が一気に出てきて、高級感が出ます。
ほとんど見えない裏側なので、多少雑でも、ムラがあっても見える部分は少ないので、塗装が上手い下手関係なく塗装ができます。
遮光目的なら、表面にサーフェイサーで下地を塗装し、その上にボディ色を塗ればいいように感じますが、隙間から覗く部分の裏側は暗い色の方が、よりリアルに見え、影の暗い部分がが強調されるので、撮影などをした場合、現実感が出てガンプラを大きく表現することができます。
個人的には、真黒より、若干黒に近いグレーの色が好みですが、場所により使い分けることもあります。
例えば、内部フレーム付近はガンメタを使ったり、装甲の裏はボディー色により裏側の色の濃さを変えたりして、自分好みに楽しむことができます。
バーニア付近は、エアブラシを使い、ススけた感じを出すために薄くつや消しブラックを塗装することもあります。
裏側にも陰影などを付けたい場合などは、エアブラシが活躍し、用途に合わせて使い分けると、いろいろな塗装ができます。
ほぼ、自己満の世界ですが、あまり表面に出ない部分なので、失敗しても失敗と感じることは少ないです。
パーツのエッジギリギリの部分でボカシを入れることで、ゲート跡を目立たなくカバーすることもできます。
裏塗りした後、ボディ表面をつや消しトップコートすれば、かなりプラスチックの質感は消え、自慢の機体になります。
塗装の上手い下手は関係なく、塗料と筆と薄め液があれば塗ることができるので、一度チャレンジしてみてください。
その後、エアブラシなどを使い、レベルアップをして、いろいろな塗装にチャレンジしてください。