2010年以降に発売されたガンプラでは 以前のガンプラと比較して色分けやプラスチックの色合いがさらに進化しています。
初心者でも組み立てやすいHGキットやMGシリーズではない1/100キットでも塗装が必要な箇所は非常に少なくなっています。
過去のキットには多かった比較的塗装の難しい赤やグレーの濃い色の上に白を塗るというような箇所はほとんどなくなっています。
設定の塗り分けと同じようになる必要な箇所だけを塗装しても十分見栄えのするものが完成するといえるでしょう。
多くのガンプラで必ずと行っていいほど塗装が必要なパーツは目の周りの黒いフチやグレー系の塗装で、スミ入れに近い作業になる場合もあります。
特に顔や目の黒い部分は付属のシールでも再現できますが塗装したほうが見栄えが良くなる部分で、初心者の方でも手を入れる甲斐があります。
また、顔の塗装は細かい作業で大変という部分はありますが、色を混ぜる手間がないというメリットもあります。
失敗した場合の拭き取りが簡単なエナメル塗料や、水で薄められて安全な水性塗料で試してみると良いでしょう。
なお、ガンダムタイプのキットの目のグリーンや黄色の塗装が難しいという方は付属のシールのグリーンや黄色の部分を切り抜いて貼り付けるという方法もあります。
この方法は塗装とシールの素材感の違いでより見栄えがするというメリットがあります。
また、全体の塗装にチャレンジしたいという方でも、最新のガンプラでは色ごとにパーツ分けされているため、色の塗り分けに必要な技術のマスキングテープを使うケースが少なくてすむことや、同じ色の部品をまとめて塗装しやすい点も最近のキットが初心者の方の塗装の上達におすすめできる点です。
ガンプラのラッカー系の全塗装の場合、水性スミ入れペンではスミの流れが悪い場合があり、はみ出した部分を拭いたときに拭いた場所全部スミが落ちてしまうということがよくあります。
エナメル系スミ入れ塗料は、流れ込みがスムーズで、はみ出しも溶剤を使い綿棒で軽く擦るだけではみ出した部分だけ拭くことができます。
スミ入れ塗料は、ビンの蓋の裏側に極細の筆が付いているため、よく振った後すぐに使うことができ、初めてでもすぐに使いこなすことができます。
ラッカー系の塗装後にエナメル塗料を使う分には、プラスチックが欠ける心配が少ないので、スミ入れくらいなら安心して使うことができます。