ガンプラに限らず、プラモデルにありがちなヒケと呼ばれるへこみ
[aside type=”normal”]ヒケとは、製造過程で熱の収縮によりできたプラスチックの表面がくぼんでいる状態 [/aside]
パーフェクトグレードなど、大きい部品にヒケが目立ちやすく、ある意味宿命ともいえます。
素組の無塗装ならば、それほど気にならないのですが、塗装をするとなると、塗装後にへこみが目立ってしまいます。
塗装後のへこみの発見は、心もへこみます。
完璧に仕上げようとすればするほど、妥協は許せなくなります。
これを解消するため、表面を平らにする必要があります。
溶きパテを使う方法と、小さい場合やあまり目立たない場合は、瞬間接着剤やペーパーヤスリで削り込む方法があります。
ヒケは見えにくい場合もあり、塗装をして初めて気づく場合もありますのでサーフェーサーの段階には気づいておきたいものです。
プラモ初心者の失敗が詰まった画像あとであげようと思ってたのが先に上がってた。めんどくさがってヒケ処理しないで塗装するとこうなっちゃんだぜの画像。ちゃんとしようね…。 pic.twitter.com/q1zX4LHFoJ
— クレイユ・アルナ@フォルタン家の養子に入りたい (@creil939) 2016年9月22日
最初にヒケを見つける方法は、ペーパーヤスリ(400~800番位)で表面を擦ると、ヒケのへこんだ部分だけ削りあとが残らないため、発見できます。
それでも、分かりずらければ、サーフェイサーを塗装し、同じくペーパーヤスリを掛けると、ヒケが分かりやすくなります。
ペーパーヤスリで削り込むだけで、消えるヒケもあります。
小さいヒケなら凹んだ場所に瞬間接着剤を垂らし、乾燥後 接着剤の出っ張り部分をデザインナイフなどである程度カットし、ペーパーヤスリで擦れば消えます。
大きなヒケの場合は、溶きパテを使いヒケの部分に塗り、乾燥後ペーパーヤスリを掛けます。
注意点は、瞬間接着剤やパテの凸の部分を削ることが結構難しく、手間が掛かりますが、400番あたりから始め、1000番位まで徐々に細かくしていき、目立たなくするのがコツです。
ヒケ処理してたら何だか可愛らしい顔が!
ちょっとほっこりしました^^。#ガンプラ pic.twitter.com/LO82NFDGWn— 狐陽(きつねび) (@kitsunebi_NZ) 2017年11月11日
ヤスリスティックなどがあると便利で、固めなので接着剤の出っ張りの部分だけを削ってくれます。
接着剤の出っ張りが無くなったら、ペーパーヤスリなどでならします。
注意点は、ヤスリをかける際、エッジなどを丸くしたり、モールド、スジなどを消してしまう場合があります。
ヤスリがけの平らなベースがあると、より楽に平らに表面を削ることができます。
ヤスリがけには電動のものもあり、より簡単に短時間でヤスリがけができ、使う場所によっては非常に便利なアイテムです。
地道な作業ですが、手を掛けた達成感と満足感は他の人より、ガンプラに対する愛着が湧き、価値感が芽生えます。