ガンプラの補修や改造をするときに、速く接着させたい!ということがあります。
速く接着させるには、瞬間接着剤などがありますが、クリアーパーツなどを接着させるときに白くなることがあったり、一発勝負で付けなくてはなりません。
そんな時、ガンプラの製作の補修や改造などに、UVレジンを使うことがあります。
UVレジンは、通常の接着剤より乾燥が早いため、いろいろ応用が利く素晴らしいアイテムです。
UVレジンとは、特殊な接着剤で、ある条件で硬化するというちょっと変わった接着剤です。
その、ある条件とは、紫外線に当てると硬化するというものです。
紫外線に当たらなければ、硬化しないということでもあり、貼り付けたときのズレなどの修正ができます。
UVレジンを硬貨させるためのUVライトが販売されていますが、安いものは、ほぼ乾電池式のキーライト(小型の懐中電灯)のようなものが多く、照射中は手で持っていなくてはなりません。
このUVレジンの弱点は、UVライトや太陽光などで紫外線が当たらないと硬化しないということです。
ネイル用の卓上のものも販売されていますが、場所やパーツの大きさ考えず照射できる安いものが欲しい、そう思ったときに目に付いたのが、100均のマジックライトです。
このペンライトだけでは、手で持っていなくてはなりません。
UVレジンの硬貨は一般的に約15分(LEDの波長により変わります)と言われています。
15分スイッチを押したまま照射させるのは、非常に疲れます。
100均の商品だから仕方ないと考えずに、これをどうにか改造することを考えました。
電源はボタン電池は交換の際、買いに行くのが面倒なので、USBケーブルのものにしました。
マジックライト2本とPC用ライトのLEDを交換します。
とりあえず分解し、LEDのみを取り外します。
PCライトのLEDの穴の寸法が若干小さいので、ちょっと穴を広げてマジックライトのLEDを差し込み、配線をはんだ付けします。
ちゃんと点灯するか確認し、作業終了!
とりあえず、PCのUSBポートに接続し、UVレジンを試してみます。
付箋にUVレジンを1滴垂らしてみます。
そして、照射開始!
手に持たなくていいので、そのまましばらく放置するだけでOK!
そして、10分後・・・見事に固まっています。
100均商品3点で仕上がったため、324円でした。
今までは、カーモデルのメーターパネルやハンドルのホーンボタンなどに使っていたのですが、安いガンプラのモノアイなどにも利用でき、シールのモノアイではないクリアーレンズのモノアイがリアルに表現できます。
型を作り、UVレジンでクリアーパーツを作るモデラ―もいます。
最近では、UVパテなども販売されていて、パテ盛や改造などが短時間でできるものもあります。
UVレジンは、車のガラスの補修などにも使われるほど、強度の高いものもあり、最近ではアートなどいろいろな場面で活躍しています。