シタデルカラーは水性アクリル塗料のため、体に害が少なく安心して使える塗料です。
水性のため、筆がカチカチに固まらなければ、水洗いでき、ラッカー系やエナメル系のように専用の洗浄剤が必要ない、多少水で薄めることも可能です。
シタデルカラーは、塗料の色の種類が非常に多く、いろいろなシチュエーションに対応でき、水性なのに隠ぺい力が非常に強い、そして筆の滑りも滑らかな魔法の塗料です。
ただ、金額が少し高めということでも知られていますが、しかし、その塗りやすさと隠ぺい力や色の種類の多さ、表現力を考えたら決して高いものではない気がします。
シタデルカラーは、ほぼ筆塗りがメインで使われるので、スプレー塗装と比べると塗料の量も少なく済みます。
また、隠ぺい力が強いということは、何度も塗り重ねが不要ということでもあります。
そのため、細かい部分の塗装などが簡単にでき、たとえはみ出したとしても、その隠ぺい力の強さを生かし、はみ出した色を周りの色で塗りつぶせるという利点があります。
シタデルカラーには、シタデルペイントシステムというマニュアルがあり、初心者でも簡単に下地・塗装・ウェザリングまで楽しめる塗装のやり方があります。
シタデルカラーは、水性ということで水筆ペンが使えたりします。
水筆ペンは、薄めることはもちろん、筆洗いも簡単にできてしまいます。
この水筆ペンは、持ち手をつぶす感じで押すと、筆先から水がじわじわっと出てくる仕組みで、筆先が乾燥してきたら、少し筆を押してあげれば浸みてくるという画期的な筆です。
筆先が乾燥しないということは、筆に付けた塗料の乾燥も防ぐことができ、広範囲の塗料でも粘度を変えず、滑らかに塗装することができます。
ただ、細かいところなどは、筆先が柔らかいため、慣れるまで難しいかもしれません。
筆を洗うときは、じわじわ水を出しながら拭いてあげれば簡単にお掃除完了です。
色を変える度、わざわざ筆をバシャバシャ洗う必要が無くなるため、筆の洗浄のストレスからも解消されます。
ウェザリング塗装のドライブラシにはあまり適していないかもしれませんが、通常の塗装であれば、スムーズに筆が運びます。
塗料と筆を使い分けて塗装すると今までとは違った感じの筆塗りができます。