スミ入れとは、ガンプラなどの、パーツの表面に刻まれている溝に塗料を流し込むことをスミ入れといいます。
パーツの溝のことをモールドといい、カーモデルの場合ドアの部分など、実物なら開く場所などにモールドが彫ってあります。
その、ドアのパーツが分離しているかのように見せる影の部分に色を付けることで、開閉するかのように見せる技法です。
ガンプラ スミ入れの場所
ガンプラの場合、開閉部分やパネルライン(鉄板の合わせ目)などに影を付けるためスミ入れをします。
そのほか、モールドの凹み部分とは違う、凸の部分ににもスミ入れをすることができます。
凸のL字型の段差の角の部分にスミ入れ塗料を流せば、角に沿って塗料が流れていきます。
モールドのスミ入れとは違った感じで、陰影がついた感じがが出せます。
スミ入れの場所は、ほぼモールドの部分に入れますが、必ず入れなくてはいけないものではなく、自分の好みに合わせて入れることができます。
ガンプラ スミ入れのやり方
ガンプラのスミ入れのやり方は、モールドに塗料を毛細管現象を利用し流し込む感じの塗装です。
塗料を塗るのではなく、モールドの溝に一滴垂らすだけで、塗料が溝の中を走っていきます。
四角い形のモールドなら、角に塗料を垂らし流していけば直線的に塗料が流れるので、スミ入れのはみ出しが少なく済みます。
はみ出した部分は、専用の溶剤を綿棒などに浸み込ませ、はみ出した部分を拭きとればスミ入れ終了です。
はみ出しの消し方は使う塗料により変わりますが、専用溶剤・オイルライターのオイル・消しゴム・ヤスリなどが使われています。
スミ入れの道具でペンタイプのものもあり、モールドに沿って書くこともできます。
普段使っているペンやシャーペンと同じように使えるので塗装の緊張感なく使うことができ、スミ入れの準備が不要なことで人気があります。
スミ入れのスミの色合いで、ガンプラの雰囲気を変えることができ、スミ入れを黒にすればアニメのような感じになり、薄めの色はシンプルに仕上がります。
スミ入れの道具の種類もいろいろあリ、高いものではないので、各種試してみて使いやすい道具を選んでください。
スミ入れは必ず入れなくてはならないものではないですが、ガンプラの精密さを表現できる最も簡単な塗装方法です。
高価な道具や難しい技術を必要としないため、比較的簡単に仕上げることができます。
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