ガンプラの塗装で、準備がなく手軽に塗装を楽しめるのが、缶スプレーです。
手軽に塗装ができ、塗装前の準備の必要がない、なおかつきれいに仕上げることができます。
メンテナンスの必要もなく、片付ける手間もない、コツさえつかめばエアブラシに引けを取らない出来栄えで塗装することができます。
ガンプラ スプレー塗装する前に必要なこと
スプレー塗装は準備の必要がない、と言っても、塗装する空間などを確保しなければなりません。
部屋の中での塗装の場合、塗装ブースなどが必要になります。
部屋の中では、臭いなどが充満し、ラッカー系塗料の場合、健康被害を及ぼすこともあります。
ラッカー系塗料の場合に限らず、防毒マスクや使い捨てのゴム手袋を用意しておきましょう。
外での塗装の場合は、天候に注意します。
カラっと晴れた日の乾燥した無風状態の日がベストです。
失敗しがちなのが、湿気の多い日の塗装は空気中の水分を吸い塗装がかぶる(白く濁ったり、ツヤがまばらになったりすること)ことがあります。
外での塗装でも、大きめの段ボール箱を用意し、周りに塗料が飛び散らないように配慮しましょう。
パーツを乾かすときに使う、ネコの手ステーションやネコの手持ち手棒があると便利です。
ガンプラ 缶スプレーの使い方
缶スプレーを使う前には、十分すぎるほど、缶を良く振ります。
良く振った後でも、缶スプレーを使うときには注意をする点があります。
缶スプレーでパーツに塗料を吹きかける前に、一度パーツから離れたところに試し吹きします。
吹き出し口に塗料が溜まっていることがあり、吹き始めと、拭き終わりに塗料の固まりが出る場合があります。
吹き始めは、パーツから少し離れたところから吹き始め、パーツを通り過ぎるまで噴射を止めず一気に塗装します。
パーツに連続して塗ろうとしないことと、往復で塗らずに一方通行で塗ること、繰り返し少しずつ色を付けていくことが、きれいに仕上げるコツです。
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ガンプラ 缶スプレーの塗装
缶スプレーの塗装時のパーツとスプレーの距離は約20cm程度離して吹き付けます。
一番最初は少し距離を離し、色がまばらに付く程度に吹き付けます。
2~3回軽く吹き付けることで、塗料の食い付きに違いが出てきます。
トップコートなどで、水転写デカールの上に吹く場合、一気に吹き付けるとデカールを溶かしてしまう場合があるので、最初は軽く吹くようにした方がデカールも傷めず塗料の定着も良くなります。
その後、本塗りをします。
本塗りは、平均的に塗料を付けていきます。
本塗りの注意点は、距離です。
近すぎると、塗料が垂れたりスプレーの風圧で塗装面が荒れたり、離し過ぎると塗料がパーツの付く前に揮発し、ザラついた塗装面になってしまうため、距離が重要になります。
一定距離で塗っていても、塗料は角などにノリずらいため、角から吹き付けると平均に塗料が付きます。
塗料の粘度はサラサラなので、吹き付けた塗料が濡れたまま何度も塗り重なると、垂れが出てしまいます。
間隔を開けながらの塗装を心がけます。
光沢仕上げをする場合は、スプレーの移動速度を変え、少し厚塗り気味に塗装するときれいに光沢が出ます。
ガンプラ スプレーのトップコート
ガンプラの仕上げに欠かせないトップコートですが、缶スプレーとエアブラシのいずれかの選択が望ましいです。
最終段階なので、筆塗りで仕上げるより一気に吹き付けムラなく完成させたほうが見栄えが良くなります。
トップコートとは、最後のコーティングなので、ウェザリングの後の塗料の定着や、デカールの保護に役立ちます。
最終段階出ないとダメという訳ではありません。
ウェザリング塗着色をよくするため、ウェザリング塗装の前に軽く吹きつける場合もあります。
ガンプラの組付け完成後に最後全体に吹き付ける場合もありますが、クリアーパーツには吹き付けたくないので、マスキングをするか、ある程度バラシてツヤが欲しい場所と艶消しの部分を分けて吹き付けた方が、自分の描いたガンプラの完成像に近づきます。
ガンプラのトップコート 缶スプレー
ガンプラのトップコートで缶スプレーのつや消しトップコートがよく使われています。
エアブラシ所有者でも、トップコートは缶スプレーを使う場合が多いです。
理由としては、缶スプレーはエアブラシに比べ塗料の噴射量が多く範囲も広い、なので一気に塗装ができるというメリットがあります。
缶スプレータイプでもトップコートは数種類あり、UVカットのものやプレミアムまで販売されています。
塗装環境さえあれば、希釈の必要もなく、片付けの手間もないことから、多く使われています。
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