2024年12月17日の「カズレーザーと学ぶ」の「美肌石狩鍋」のレシピを紹介します。
寒い季節に嬉しい温かな鍋料理に、美容効果をプラス。広島大学医学部の堤理恵さんが紹介した石狩鍋は、鮭のアスタキサンチンとキノコのエルゴチオネインで肌の保水力を高め、いりぬかを加えることで活性酸素を約90%も抑制できる画期的なレシピです。
科学的根拠に基づいた食材の組み合わせと調理法で、美肌効果を最大限に引き出します。
石狩鍋の作り方
北海道の郷土料理として知られる石狩鍋は、鮭を主役とした栄養満点の鍋料理です鮭のアスタキサンチンと米ぬかのトコトリエノールの相乗効果で、老化の原因となる活性酸素を約90%も抑制できることが特徴です。
石狩鍋のレシピ
材料と分量:4人前
- 昆布:20g
- じゃがいも(皮付き):4個(芽は取る)
- にんじん:1本
- 玉ねぎ:2/3個
- 冷凍キノコ:適量
- 鮭の切り身:4切れ
- 鮭の缶詰:1缶
- ほうれん草:3束
- 長ねぎ:1本
- 味噌:お玉1杯分
- 春菊:1束
- バター:2片(20g)
- いりぬか(米ぬか):大さじ1
- STEP1昆布と根菜類を入れる鍋に水500ml程度、昆布、薄切りにしたじゃがいもとにんじん、スライスした玉ねぎを入れて火にかけます。根菜は火が通りにくく味がしみ込みにくいので、水から入れるのがポイントです。
- STEP2昆布を取り出す鍋が沸騰する前に昆布だけ取り出します。昆布は煮すぎると粘り気や臭みが出てしまうため、沸騰直前で取り出すのがベスト。なお、沸騰後にじゃがいものアクが出ますが、中性脂肪を抑制する効果があるので取り除かないようにします。
- STEP3メイン具材を加える美肌効果をアップさせる冷凍キノコ、鮭の切り身、鮭の缶詰を加えます。鮭缶は骨まで食べられるため、通常の鮭の約10倍のカルシウムを摂取できます。
- STEP4野菜を加えるアク抜きしたほうれん草、斜め切りにした長ねぎを加えます。ほうれん草はシュウ酸が多く含まれるため、必ずアク抜きをしておきましょう。
- STEP5味付けと仕上げ火を弱めて味噌を溶き入れます。味噌の乳酸菌を生かすため、火力を弱めるのがポイントです。
- STEP6最後の仕上げざく切りにした春菊、バター、いりぬかを入れて完成です。バターを加えることで、緑黄色野菜に含まれる美肌成分の吸収率が8倍にアップします。
作り方のコツ
根菜類は火が通りにくいため、必ず水から入れましょう
昆布は沸騰前に取り出し、粘り気や臭みを防ぎます
じゃがいものアクは中性脂肪を抑制する効果があるため、取り除かないようにします
ほうれん草は必ずアク抜きをしてから使用しましょう
味噌は火を弱めてから入れることで、乳酸菌の効果を保てます
シメは玄米と溶き卵を使った玄米卵雑炊がおすすめです
石狩鍋によくある質問
いりぬかは必ず入れる必要がありますか?
いりぬかは美肌効果を高めるための重要な食材です。鮭のアスタキサンチンといりぬかのトコトリエノールが組み合わさることで、活性酸素を約90%も抑制する効果が期待できます。
鮭缶を使う理由は何ですか?
鮭缶には骨まで柔らかくなっているため、通常の鮭の約10倍のカルシウムを摂取することができます。美容効果だけでなく、骨の健康維持にも役立ちます。
キノコは冷凍のものを使う必要がありますか?
キノコを冷凍することで細胞壁が壊れ、エルゴチオネインという成分が効率よく抽出されます。この成分には肌の保水力を高める効果が期待できます。
ほうれん草のアク抜きは必要ですか?
はい、必要です。ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれているため、アク抜きすることで食べやすくなり、栄養も効率よく摂取できます。
バターはどのタイミングで入れるのがベストですか?
最後の仕上げの段階で入れるのがベストです。バターの油分により、緑黄色野菜に含まれる美肌成分の吸収率が約8倍にアップします。
味噌はいつ入れるのがよいですか?
具材に火が通ってから火を弱めて入れるのがベストです。これにより味噌に含まれる乳酸菌の効果を最大限に活かすことができます。
シメの玄米卵雑炊はなぜおすすめなのですか?
玄米には美肌効果があり、卵にはビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、美容効果の相乗効果が期待できます。
じゃがいものアクは本当に取らなくてよいのですか?
はい、むしろ取らない方が良いです。じゃがいものアクには中性脂肪を抑制する効果があることが分かっています。
昆布はなぜ沸騰前に取り出すのですか?
昆布を煮すぎると粘り気が出たり、臭みが出る原因となります。うま味を引き出しつつ、マイナス面を避けるために沸騰前に取り出します。
食べるいりぬか
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