クジャクのダンス、誰が見た?6巻では、心麦の出生の秘密が明かされ、それに関わる人々の命が消されていく衝撃の展開に、読者の皆さんも釘付けになることでしょう。
この巻では、ついに心麦が東加賀山事件の生存者・林川歌だったという衝撃の事実が明らかになります。そして、その真実を知る証人たちが次々と不審な形で命を落としていく中、警察組織の深い闇も浮かび上がってきます。
物語の核心に迫る重要な展開が続く中、特に注目すべきは以下のポイントです。
心麦の出生の秘密と、それを守ろうとした春生と赤沢の思惑
阿波山医師と高畑助産師の不審死、そして赤沢への疑惑
赤沢家を取り巻く謎と1億円の口止め料の存在
松風の父・久世が語る警察組織の闇
これらの謎が複雑に絡み合い、次巻での完結に向けて物語は急展開を見せていきます。
クジャクのダンス、誰が見た?6巻のストーリー【ネタバレ注意】
物語は大きな転換点を迎え、主人公・心麦の出生の秘密が明らかになります。そして、それを知る人々が次々と姿を消していく中で、警察組織の闇も見え隠れしてきます。父・春生が残した手紙の謎も、少しずつ解け始めています。
心麦の本当の出生が明らかに
阿波山京一郎という医師が、ついに心麦に真実を話します。心麦は実は「林川歌」でした。
東加賀山事件で家族を失くした赤ちゃんの歌を、親戚の津寺井が引き取ろうとしていました。しかし、その目的は純粋なものではありませんでした。津寺井は歌の「育ての親」という立場を利用し、悪質な計画を立てていたのです。
津寺井は歌をメディアに売り込もうとしていた
ドキュメンタリー制作で金儲けを企んでいた
このような非道な行為を見かねた赤沢刑事と山下春生は、歌を守るための計画を立てます。赤沢は阿波山先生に協力を依頼し、出生証明書を偽装。こうしたいきさつから、歌は「山下心麦」として新しい人生を歩み始めることになったのです。
阿波山先生が残した最後の証拠
阿波山先生は心麦に、とても大切な映像を見せてくれました。それは、心麦が山下家にやってきた日の様子を記録したビデオでした。このビデオには、心麦の新しい人生の始まりが映し出されていました。
春生と静香が温かく迎え入れる姿
家族として心麦を受け入れる瞬間
実の親のような愛情を注ぐ様子
心麦(歌)の笑顔いっぱいの表情
この映像によって、心麦は山下夫妻が本当の親のような愛情を持って自分を育ててくれていたことを知ります。両親からどれだけ愛されていたのか、その証拠を目の当たりにした心麦は、複雑な感情に包まれます。
次々と消される真実の証人たち
しかし、この真実を知った翌日、衝撃的な出来事が起きます。阿波山先生と、もうひとりの重要な証人だった助産師の高畑まのかが、突然の火事で命を落としてしまったのです。
心麦は、この悲劇が自分に関係しているのではないかと不安を感じます。彼女は赤沢のもとを訪れ、以下のような疑問をぶつけます。
阿波山先生の死は本当に事故なのか
自分が会いに行ったことが原因ではないのか
染田の死との関連はないのか
赤沢は「すべて偶然の出来事だ」と心麦を安心させようとしますが、不可解な事件の数々に、疑惑の目が向けられ始めています。
伏線と考察
この巻では、物語の核心に迫る重要な伏線が多く登場します。特に赤沢家を取り巻く謎と、警察組織の闇が色濃く描かれています。
赤沢家が抱える巨額の秘密
赤沢の妻・京子は、心麦を自宅に招き入れ、衝撃的な事実を明かします。彼女は心麦に1億円もの大金が入った通帳を見せたのです。
赤沢からの謝罪の気持ちとして用意された1億円
出所の分からない巨額の現金
京子自身も不安を抱えている様子
この場面で気になるのは、京子の不自然な態度です。彼女は「この話を誰にも言わないで」と、まるで誰かに監視されているかのように怯えていました。
松風の父・久世が語る赤沢の過去
物語はさらに新たな展開を見せます。松風は失踪していた父親・久世正勝と接触することに成功。久世は赤沢の元部下で、彼の知る赤沢の素顔には驚くべき事実が隠されていました。
女子高生暴行事件での強引な取り調べ
上層部の息子に関わる窃盗事件の謎
久世が左遷された本当の理由
特に注目すべきは、久世が春生からの連絡について語った場面です。久世は電話越しに鳴川弁護士の声を聞いて「紺野に似ている」と言及。これは物語の重要な伏線となっている可能性があります。
ドラマの相関図には、鳴川弁護士がいません。相関図に入れるスペースがあるのに(波佐見の下)入ってないということは、ドラマには登場しないのか?
このコミックはまだ完結していないので、ドラマと原作コミックではだいぶ内容が異なってくるかもしれませんね。
赤沢への疑惑が深まる
赤沢の部下である秋貞隆雄は、上司である赤沢への疑いを強めていきます。決定的な証拠となったのは、以下の発見でした。
赤沢の服に付着していた動物の毛
それが阿波山の飼い犬の毛と一致
DNA鑑定による科学的な証明
この発見により、阿波山の死が本当に事故だったのかという疑惑が、さらに深まることになります。秋貞は組織の中で、たったひとりで真実に迫ろうとしているのです。
見どころと評価
6巻は物語の核心に迫る重要な展開が目白押しです。特に心麦の出生の秘密が明かされ、それに関わる人々の思いや苦悩が丁寧に描かれています。
複雑に絡み合う人間関係
この巻で特に印象的なのは、登場人物たちの複雑な関係性です。
心麦を守ろうとした春生と赤沢の絆
赤沢夫妻の歪んだ夫婦関係
秋貞と赤沢の上司部下の確執
松風と失踪した父親との再会
それぞれの立場や思惑が交錯する中で、真実はますます深い闇の中へと沈んでいきます。
物語の鍵を握る重要な謎
6巻では、今後の展開を左右する重要な謎がいくつも提示されています。
廣島育美(心麦の実父 林川安成の不倫相手)と赤沢家の関係
春生が残したリストに書かれた人物たち
鳴川と紺野の関係性
阿南検事の出生の秘密
特に注目すべきは、赤沢の妻・京子と廣島育美のつながりです。京子の不自然な態度や、突然の巨額の現金など、まだ明かされていない重要な事実が隠されているようです。
次巻完結に向けた伏線回収
この巻の最後で、次巻での完結が予告されました。残された謎を整理すると
東加賀山事件の真犯人は誰なのか
春生殺害の真相
関係者殺害の背後関係
赤沢の真の目的
阿南検事の父親の正体
これらすべての謎が、最終巻でどのように解き明かされていくのか、読者の期待が高まります。
6巻で明かされる衝撃の真実と深まる謎【総括】
『クジャクのダンス、だれが見た?』6巻
自分は惨殺事件の生き残り「林川歌」なのか。当時の産婦人科にたどり着いた心麦がついに知ることとなる真実。だがそれでまだ終わらずなおも伸びてくる魔手は誰のものなのか。登場人物の過去と正義と欺瞞が絡み合うヒューマンサスペンス、次巻でファイナル! pic.twitter.com/Go5569zSe6— 愚駄猫 (@gdgd_cat761) November 13, 2024
心麦が林川歌だったことが判明
阿波山と高畑が不審な火事で死亡
赤沢からの1億円の口止め料の存在
京子の不自然な態度と恐怖
松風の父・久世が語る赤沢の闇
秋貞による赤沢への疑惑深まる
鳴川と紺野の謎めいた関係
次巻での完結が予告される
阿南検事の出生の謎
廣島育美と赤沢家のつながり
この物語を読んでいる皆さんも、きっと心麦と同じように真実を追い求める気持ちでいっぱいだと思います。2025年春の最終巻発売を、楽しみに待ちましょう。