宮島のホテルの心霊体験!謎の鏡・おふだ・笑い声の怪異連鎖
20代女性 これは私が高校2年生の頃に体験した話です。
私は元々霊感体質で波長が合うと霊的なものが視えてしまいます。だから原爆ドームや寺院などの見学をする修学旅行はかなり緊張して参加しましたが、案の定…原爆ドームの見学では、ドームにバスで着いたときから強い吐き気に見舞われました。
千羽鶴を収める式を学年で行い、その後は資料館の見学のスケジュールが組まれていましたが、資料館は滞在できないくらい生き苦しく、辛く悲しく、吐き気が強くなってきたので、急いでその場を後にしたくらいです。
原爆ドームは平和のシンボルですが、広島は爆心地ですから、多くの心霊現象が目撃される心霊スポットであり、霊感やその感受性が強い人には辛い場所かもしれません。私にとってもそうでした。
しかし、その原爆ドームでの体験よりも不思議なことが、この修学旅行には待ち受けていました。
宮島のホテルのたび重なる怪異
修学旅行1日目のこと。広島に着いてフェリーで宮島に向かい、厳島神社を見学しました。
厳島神社を見たときにもぞわぞわと寒気はしていたものの、これは神社に行く時にはよくあることだったので、特に気にもせず、その日は宮島にあるホテルに宿泊しました。
ホテルからは海が見えて景色は良くて気持ちがよかったのですが、ホテル自体がどんよりとした空気に包まれていることに気づきました。
そう感じていたのは私だけではなく、霊感体質ではない友人たちも同様に感じ取っていましたから、一人で行動するのが嫌な感じがして、皆が単独行動しないようにしていました。
部屋は大部屋で6人の相部屋。それぞれが部屋に荷物を運び入れて一息ついていた時、隣の部屋に設けられていた談笑スペースに鏡があることに気付きました。
私はその鏡で制服の襟を正してから友達との会話に混ざった時に、全身鏡があったことをみんなに伝えました。
「どこにあるの?」ときかれたのでその場所に案内したのですが、先ほどあったはずの鏡が見当たりません。どこを捜しても見当たらず、鏡が置いてあったと思う場所は人が一人は入れるくらいのくぼみのような空間がありました。
でも、私は確かに襟元を直すのに「鏡」を見ていたはずで、鏡の中には制服を着た私が立っていたのです。
その夜、就寝時間が近づき、皆でリラックスして談笑している時にも奇妙なことがありました。
突然、部屋の壁にかかっていた額が、がたっとずれて落ちました。「え?」部屋にいた全員が一斉に額に目をやると、額が落ちた後の壁に何かが貼られているのが見えました。近づいて見てみると、それはおふだです。
「ちょっとこれ…このホテルは何かあるんじゃ…?」その場にいた全員が互いの瞳を覗き込んでいる様子から、同じことを考えていることが伺えました。
落ちた額をそのままにするわけにもいかないので元に戻し、再び他愛も無い話に花を咲かせていると…
部屋の隅から声がするのです。女性の声で、私達のメンバーではない声でした。それが聞こえたのは私だけではなくて、私を含めた3人が声を聞きました。
その後も「ふふふ…」と笑いかけるような声が聞こえてきたので、私たちは怖くなって布団をかぶってそのまま寝てしまいました。
あのときの鏡や声の正体は分かりませんが、宮島は水に囲まれているのでいい霊も悪い霊も引き寄せられて集まってきてしまうのではないかと、私は推測しています。
修学旅行から10年経ちましたが、あの鏡のことは未だに不意に思い出しては考えてしまうくらい、強い印象が残っています。
鏡についてはドッペルゲンガー?と思ったりもしましたが、思い返すと顔がよく見えなかったような気もします。私の髪形はセミロングですが、鏡の中の相手はミディアムボブだったような…。
でもその時の私は特に違和感を感じていませんでした。それでも私が鏡を見たのは確かなので、今でも不可思議な出来事だったなと思います。
ネット検索してもあのホテルはなかなか出てこないが…
以前に一度、その宮島の某ホテルをネット検索したことがあります。
その時見かけたサイトによると、あのホテルは「心霊スポット」と書かれていたり、あまりよくないことが書かれていたりしたので、いわく付きのホテルではあった気がします。
「宮島 ホテル 心霊」で検索すると、宮島コーラルホテル、宮島シーサイドホテル、宮島ホテルまこと…などの情報が出てきます。
これらのホテルが心霊スポットとして有名なようですが、私たちの宿泊先はこの中にはなく、ネットの情報量が少ないようので、あそこは「知る人ぞ知る」心霊ホテルなのかもしれません。
幸い、その後の修学旅行の日程は無事に終えることが出来たのですが、ずっと宮島での体験はモヤモヤしているので、これからの人生で宮島に行くことはきっともうないと思います。
一人で経験するよりも集団で経験する心霊体験は数倍恐いです。自分だけなら、気のせいとしてやり過ごせますが、誰かと一緒に体験してしまうとなると気のせいでは片付けられません。
あのとき一緒に怖い体験した友達とは今でも「あれはなんだったのだろう?」という話になりますが、誰も原因も分からなければ理由も分かりません。そこには「不気味さ」が静かに存在するのみです。
厳島神社のある宮島(広島県)で白いタヌキが「神様のお使いでは」と話題になり、地元ホテルが目撃情報を募るキャンペーンを始めました。ところが、新型コロナウイルスの影響で観光客が減少。白タヌキもなかなか姿を現さず、「厄払いのためにも出てきて」との声が上がります。https://t.co/hKGRBVuzMk
— 毎日新聞 (@mainichi) March 5, 2020
宜保愛子はわたしにはどうする事も出来ないって確か実際お盆の時期に行ってて、昔の広島飛行機のところで安らかにお眠り下さいって拝んで(?)即帰ってたから本当に見える人はそうなるんだと思いますよwww(子供ながらにそりゃそうだと思いましたもんww)
— ネコネッコ (@NeCoNeCCo33) January 11, 2023
ちなみにこれ、「夜中に上からめっちゃバタバタ足音してさ」「え……?私ら最上階じゃん」「そうなんだよ……めっちゃ怖いのに三人とも寝てるし……」「ごめん……」ってなった話
— 晴嵐 (@se_ran1) March 12, 2017